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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻4号

1971年04月発行

文献概要

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著

眼科手術患者の術前における結膜嚢細菌培養成績と抗生物質の影響について(第1報)—Cephaloridine (Keflodin, Shionogi)点眼の効果

著者: 檜垣忠尚1 阪本善晴1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1095 - P.1101

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緒言
 眼科手術,ことに眼内手術において,術後の感染予防の重要なことはいうまでもないところであり,この目的に,古くから抗生物質の全身的ならびに局所的投与が行なわれて,多大の効果を発揮している。
 今回,私共は,手術前に感染予防のために抗生物質を局所的に投与し,その前後の結膜嚢内の細菌培養を行ない,投与前健常結膜嚢内に存在した菌が,投与後にいかなる消長を示すかを探究する目的で検索を行なつた。このような試みは,私共の調査した範囲内では,他にみられないようである。点眼に使用する抗生物質の選択にあたつては,教室の上江田ら1)が先に発表した成績を参照して,数多い抗生物質の中からまずcephalori—dineを選び使用に供した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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