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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻4号

1971年04月発行

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その1)

学会原著

アレルギー性ブドウ膜炎に対するヨード結合レシチンの作用について

著者: 大岡良子1 河本道次1 菊池信彦1 有本秀樹1

所属機関: 1東邦大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1142 - P.1150

文献概要

緒言
 ブドウ膜炎は古くより種々の治療が試みられているにも拘らず,眼疾患としては現在に至る迄適切な治療方法が確立されておらず,失明の転帰をたどる患者の多い現状である。
 今回著者らはブドウ膜炎に対するヨード剤の効果について,微量のヨードが網膜の新陳代謝を促進するという考え方から更に一歩進んで,ヨード結合レシチンの形態をもつJolethinをヨード剤としての効果と,その抗体産生抑制作用より併せ考察し,実験的並びに臨床的ブドウ膜炎に対し,Jolethinの大量投与による臨床的経過と共にERG記録による観察を行ない,いささかの知見を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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