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特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著
脈絡膜悪性黒色腫の種々相
著者: 青木平八1 田島幸男1 猿谷繁1 助川勇四郎1 岡野正1 佐藤和雄2
所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室 2群馬大学医学部第一病理学教室
ページ範囲:P.1151 - P.1156
文献購入ページに移動周知のごとく悪性黒色腫は,メラニンを産生する細胞の悪性増殖によつて生じ,転移を起こしやすく,予後不良の腫瘍であつて,眼科領域では眼瞼,結膜,虹彩毛様体,脈絡膜,眼窩,視神経などに発生する。脈絡膜のそれは視力障害を主訴として始まることが多く,網膜剥離,緑内障,孤立結核などと誤診されやすい。
私共は,過去20年間に当科を訪れた脈絡膜悪性黒色腫の6例において,臨床的ならびに組織学的に種々の異なつた所見を認めたので,その概要を報告する。
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