文献詳細
臨床実験 学会原著
眼精疲労治療剤の薬効検定
著者: 小山信一1 雨宮次生1 大熊正人2 吉田秀彦2 足立啓3 斧田大公望4
所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室 2松翁会京都診療所眼科 3公立豊岡病院眼科 4立教大学社会学部
ページ範囲:P.1229 - P.1240
文献概要
今日の科学文明の発展に伴う現代社会の複雑化は,公害問題をはじめとする環境の悪化,加うるに情報量の過度の増大,社会的な倫理観,価値観の混乱による精神的環境の悪化をきたし,眼精疲労患者は増加複雑化しつつある。この眼精疲労の原因,分類,治療等についてはすでに多くの研究,考察がある。
今回我々は,ビタミンB群+E (E−319)の混合薬剤を眼精疲労患者に対して投与して,その薬効を二重盲検法をもつて推計学的に考察したのでその結果を報告する。
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