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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻5号

1971年05月発行

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

学会原著

リゾチームの眼科的応用

著者: 犬養恭四郎1 内山幸昌1

所属機関: 1日本医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1312 - P.1323

文献概要

緒言
 1922年Flemingに依り卵白から発見されたLysozyme (以下「リ」と略す)なる酵素は,その後,多くの研究に依り化学的生物学的性質が解明されるにつれ,又生体内に於ける存在意義が明らかになるに従い,各科領域の注目を集め,特に近年は発見当初の溶菌作用のみでなく,種々の薬理作用を有する事が判り,その臨床的応用に大きな期待が寄せられている。
 眼科領域に於いても,涙液中の「リ」含有量が生体中最も多い事に着目し,点眼薬として利用する試みが古くからあり,或程度の成果をあげている。今回我々は動物実験も行ない,人の各種眼疾患特に前眼部疾患に「リ」点眼薬として試用し,興味ある知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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