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特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
調節麻痺を起こさない持続的散瞳薬
著者: 三木敏夫1 松村香代子1
所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1357 - P.1361
文献購入ページに移動緒言
私達の病院薬剤部で調製された5%塩酸フェニレフリン溶液の中,散瞳力が強く,且つ,散瞳持続時間が長い一つのロットが発見された。他のロットのフェニレフリンをControlとして比較検査して見ると,散瞳最大値の各年齢層の平均値は7.4mmに達し,フェニレフリンの平均値6.2mmに比較して大きい値を示した(第1図)。
又,散瞳持続時間も平均72時間に及び,フェニレフリンの平均5時間に比して非常に長くなつていた(第2図)。
私達の病院薬剤部で調製された5%塩酸フェニレフリン溶液の中,散瞳力が強く,且つ,散瞳持続時間が長い一つのロットが発見された。他のロットのフェニレフリンをControlとして比較検査して見ると,散瞳最大値の各年齢層の平均値は7.4mmに達し,フェニレフリンの平均値6.2mmに比較して大きい値を示した(第1図)。
又,散瞳持続時間も平均72時間に及び,フェニレフリンの平均5時間に比して非常に長くなつていた(第2図)。
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