icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻5号

1971年05月発行

文献概要

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

調節麻痺を起こさない持続的散瞳薬

著者: 三木敏夫1 松村香代子1

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1357 - P.1361

文献購入ページに移動
緒言
 私達の病院薬剤部で調製された5%塩酸フェニレフリン溶液の中,散瞳力が強く,且つ,散瞳持続時間が長い一つのロットが発見された。他のロットのフェニレフリンをControlとして比較検査して見ると,散瞳最大値の各年齢層の平均値は7.4mmに達し,フェニレフリンの平均値6.2mmに比較して大きい値を示した(第1図)。
 又,散瞳持続時間も平均72時間に及び,フェニレフリンの平均5時間に比して非常に長くなつていた(第2図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?