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特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
硝子体出血の超音波断層像
著者: 山本由記雄1 鏑木ふく代1 樋川豊子1 末野三八子1
所属機関: 1都立駒込病院眼科,東京医科歯科大学眼科
ページ範囲:P.1385 - P.1390
文献購入ページに移動硝子体出血の治療については,眼底所見が把握できる程度の出血量であれば,治療手技の選択に迷いはおこらないかもしれないが,眼底透見不能な程の大量な出血の場合,出血の停溜時間,対出血塊眼内炎性反応の有無など,その出血原因などと併せて,意外なくらい吸収が遅く,ために非吸収性の膜様変化をおこして,手術によらなければ,視力回復の時期を逸してしまう。また観血療法を逡巡して失明させてしまうことが多い。
私どもは,超音波眼球断層に関して,General電機株式会社の援助の下に,LH 15MC,5φ, sector-scanによるSIMU (Scanned Intensity ModulatedUltrasonography)を完成し,発表してきたが,今回硝子体出血の断層像を調査し,その治療法に2,3の知見を得たので発表する。
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