icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻5号

1971年05月発行

文献概要

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著

汎下垂体機能低下と興味ある眼科的所見の変動を示した嫌色素性腺腫の1例—鼻咽頭伸展を主とした1例

著者: 井街譲1 山中昭夫1 佐古田雅弘2 大倉久直2

所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室 2神戸大学医学部第二内科

ページ範囲:P.1413 - P.1420

文献購入ページに移動
緒言
 嫌色素性下垂体腺腫は,組織学的には良性を示すが,しばしば鞍外伸展を示すが故に,所謂悪性下垂体腺腫の形をとる事がある。鞍外伸展を示す下垂体腺腫と鞍内型のそれとでは,その予後に於て両者間の格段の差1)2)3)があり,このため前者に対する診断治療は,あらゆる面から実に重要な問題を含んでいる。中でもこの鞍外進展型のうち咽頭進展は,非常に頻度は低く,その生じ得る病像もまだ明らかではない。
 今回我々は,嫌色素性腺腫の咽頭伸展形の1例に於て,興味ある経過を示したものを経験したので,報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら