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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻5号

1971年05月発行

文献概要

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著

両眼性同心性視野狭穿様症状を伴つた低視力小児の多数例の観察(第1報)

著者: 秋山晃一郎1 秋山明基2 菅井まり子3 渡辺文子3 早船房枝3 和田裕4 宮本泰4 小原寧4 新川隆康4

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科学教室 2神奈川県こども医療センター 3秋山眼科 4神奈川県衛生研究所

ページ範囲:P.1435 - P.1454

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緒言
 最近我々が外来患者をみていると,視力低下以外に何の訴えもないにもかかわらず,周辺視野狭窄を有し,しかもERGは正常である小児が多くみられるのに気付いていた。またその時石川哲氏1)〜3)の農薬中毒による眼障害の発表もあり,それと類似点がある様にも思え,またその数がかなりありそうなので一応調査をする気になつたのである。そして検査が進むにつれ,暗順応が軽度ではあるが犯されている事実などが出てきて,これは従来見られなかつた一連の症候群であるとの確信を持つに至つたので,ここにそのあらましを報告し,我々が調査し得た範囲でその成因について推測を加えて見る事にした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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