文献詳細
臨床実験
文献概要
緒言
小児の屈折検査の為には,調節麻痺作用も発現が早く,十分深い調節麻痺効果があり,しかも適当な作用時間の得られる薬の出現が望まれる。
1952年,Traves & Testaにより合成されたアリル酢酸のアミノアルキル誘導体Cyclopen—tolate hydrochloride (米国薬局方第18版にも収載され,Cyclogylの商品名で米国に於て市販されている)は白色の結晶で水溶性,融点139℃,下記の構造式を示す物質である(第1図)。
小児の屈折検査の為には,調節麻痺作用も発現が早く,十分深い調節麻痺効果があり,しかも適当な作用時間の得られる薬の出現が望まれる。
1952年,Traves & Testaにより合成されたアリル酢酸のアミノアルキル誘導体Cyclopen—tolate hydrochloride (米国薬局方第18版にも収載され,Cyclogylの商品名で米国に於て市販されている)は白色の結晶で水溶性,融点139℃,下記の構造式を示す物質である(第1図)。
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