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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻6号

1971年06月発行

文献概要

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著

臨床トノグラフィーの検討

著者: 東郁郎1 田村泰臣1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1545 - P.1558

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緒言
 緑内障診断において眼圧調整機能障害を認知する上で,臨床トノグラフィーは重要な役割を果している。Moses, R. A.&Bruno, M.(1950)およびGrant, M.(1950)がトノグラフィーの概念を導入し,Grant原法が臨床に応用されてから数多くの研究者によってその信頼度,問題点が列挙され,また改良を目差す種々の方法が提起された。換算表に関しては1955年眼圧NomogramがFriedenwald, J. S.によって確立されたものを現在では国際的に採用し統一されているが,実施方法や解析法については今なお評価が定まっていないと思われる。
 従って本論文においては先ず正常眼と緑内障眼の多数例について,Grant原法と比較してトノグラフィー施行時間,rigidity補正,圧補正の点を詳細に解析し,緑内障診断の上での意義を評価することを試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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