文献詳細
文献概要
特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著
Pigmentary glaucomaについて
著者: 岩田和雄1 森平幸雄1 難波克彦1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1559 - P.1565
文献購入ページに移動Sugarが本症を一つのclinicopathologicalentityとみなし,色素性緑内障pigmentaryglaucomaと命名して以来約30年を経過した。現在までに欧米では約150例の報告があり,眼科専門医ならば通常本症の1〜2例を経験しているといわれる。わが国では興味をもつて探索されているにも拘わらず,例数はきわめて少なく,現在までに報告されたものはわずか2例にすぎない。
私共はここ数年間に本症の2例を経験した。1例は前眼部の先天異常を伴い,両例とも高度のステロイドレスポンスを示す他2〜3の特徴が認められた。
掲載誌情報