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特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著
螢光眼底撮影で診断できた脈絡膜腫瘍
著者: 渡辺千舟1 神部純二1
所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1567 - P.1573
文献購入ページに移動緒言
眼内腫瘍は,しぼしば単なる網膜剥離,続発性緑内障等,他の疾患として取り扱われたり,また,眼球摘出後に,はじめて悪性腫瘍ではないことが判明した例が報告されているように,検眼鏡所見のみで診断するのは慎しむべきであると考えられる。
眼内腫瘍のうち,脈絡膜に原発するものは,一般に色素に富み,黒色ないし,黒褐色を呈するのが常と考えられがちで,網膜下に隆起した病巣が帯黄白色を示している場合に,これを腫瘍と診断することは困難である。
眼内腫瘍は,しぼしば単なる網膜剥離,続発性緑内障等,他の疾患として取り扱われたり,また,眼球摘出後に,はじめて悪性腫瘍ではないことが判明した例が報告されているように,検眼鏡所見のみで診断するのは慎しむべきであると考えられる。
眼内腫瘍のうち,脈絡膜に原発するものは,一般に色素に富み,黒色ないし,黒褐色を呈するのが常と考えられがちで,網膜下に隆起した病巣が帯黄白色を示している場合に,これを腫瘍と診断することは困難である。
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