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臨床実験
正常人及び糠尿病患者の涙液糖量についての研究
著者: 泉二嘉代子1
所属機関: 1東京女子医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1945 - P.1950
文献購入ページに移動緒言
正常者の涙液糖量(以下涙糖)に関しては,1922年本邦の和田1)が涙液中に糖の存在をみとめて以来,諸家の報告がみられるが2)〜8),測定方法も異なりその結果もまちまちである。この相違は,測定方法の異なることにもよるが,涙糖がごく微量である上に,涙液の採取が困難なことも一因と思われる。
また,糖尿病患者における涙糖の定量的な研究としては,Lewis4),徳田5)及びGasset6),の報告があるのみである。しかし,今迄のこれらの報告における測定法は,涙液中のglucoseの量のみを測定したものではない。
正常者の涙液糖量(以下涙糖)に関しては,1922年本邦の和田1)が涙液中に糖の存在をみとめて以来,諸家の報告がみられるが2)〜8),測定方法も異なりその結果もまちまちである。この相違は,測定方法の異なることにもよるが,涙糖がごく微量である上に,涙液の採取が困難なことも一因と思われる。
また,糖尿病患者における涙糖の定量的な研究としては,Lewis4),徳田5)及びGasset6),の報告があるのみである。しかし,今迄のこれらの報告における測定法は,涙液中のglucoseの量のみを測定したものではない。
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