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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻9号

1971年09月発行

文献概要

臨床実験

網膜剥離を伴つたCongenital Optic Pit

著者: 吉岡久春1 川島謙一郎1 永吉寛治1

所属機関: 1久留米大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1991 - P.1997

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緒言
 視神経乳頭のpitは,稀な先天性の疾患ではあるが,しばしば黄斑部の異常を伴う事から注目され,又その黄斑部異常の成因については種々の議論があり,未だ定説をみていない。
 最近本邦でも渡辺等1),水野等2)及び荻野等3)に依り,pitから黄斑部に連なる浮腫を伴つた症例についての報告があるが,久留米大学眼科に於ても1968年より1970年の3年間にoptic pitの5例を経験し,そのうち3例に後極部網膜の限局性の透明な剥離,2例に網膜の円孔及び裂孔を伴う特発性網膜剥離の合併を見,各々に対してゴールドマン三面鏡に依る眼底検査,及び螢光眼底血管撮影等を行ない,pitに合併してみられる網膜剥離に関していささか考察したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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