icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科26巻1号

1972年01月発行

文献概要

臨床実験

LysozymeおよびLysozyme含有点眼薬の急性ならびに亜急性毒性

著者: 豊島滋1 藤田晴久1 神成裕1 大郷利治2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部薬化学研究所化学療法部門 2エーザイ株式会社薬理研究所

ページ範囲:P.49 - P.56

文献購入ページに移動
緒言
 Lysozyme含有点眼薬が粘膜刺激性を示さず,安全性の高いものであることはすでに鈴木1),あるいは早川ら2)の報告があるが,我々はこの安全性をさらに確認するため,Lysozyme溶液およびLysozyme含有点眼薬をウサギに1日3回,30日間連続点眼し,その局所刺激性を検べるとともに,Lysozyme抗体産生の有無を眼房水と血清について測定し,アナフィラキレー発現準備状態が形成されているか否かについて検討を加えた。また,マウスに大量投与した際の急性毒性についても検索を行ない,Lysozyme溶液ならびにLysozyme含有点眼薬いずれも何ら刺激性も抗体産生も急性毒性も示さないこととを認めたので,その結果について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?