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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科26巻10号

1972年10月発行

文献概要

臨床実験

球後視神経炎,ついで下垂体腫瘍を疑わせた術後性副鼻腔嚢腫の一例

著者: 高畠稔1 藤崎裕治1 松浦皓二1 三谷恭夫2 岩槻清3

所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室 2岡山大学医学部耳鼻咽喉科学教室 3岡山大学医学部脳神経外科学教室

ページ範囲:P.1215 - P.1222

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緒言
 球後視神経炎は原因の不明なものが多く,ステロイド等の投与により,原因の判らぬまま症状の好転する例を少なからず経験する。われわれは最近,球後視神経炎の診断のもとに,ステロイドの結膜下注射,内服等で1年以上ものあいだ寛解と再発をくりかえし,視野および頭部X線像,脳血管像等より下垂体腫瘍を疑つて開頭した結果,後部副鼻腔の術後性嚢腫の圧迫による,いわゆる球後視神経炎と判明した興味ある症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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