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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科26巻10号

1972年10月発行

文献概要

臨床実験

黄斑部扁平網膜剥離を伴う先天性視神経乳頭窩

著者: 大田実1 浅山盾夫1

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1223 - P.1227

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緒言
 先天性視神経乳頭窩は1882年Wietheによりはじめて記載された比較的まれな疾患である。Regenbogen1)によれば,その25%に中心性網膜症,黄斑部嚢腫,黄斑部網膜剥離,黄斑部裂孔,黄斑部網脈絡膜出血,黄斑部変性,色素沈着等の黄斑部障害が認められる。先天性視神経乳頭窩に合併して各種の黄斑部障害の起こる機序が種々推測されているが,私どもも今回扁平な黄斑部網膜剥離を伴う乳頭窩の2症例について,螢光眼底造影によりその機序を推測しうる所見を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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