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臨床実験
若年型家族性黒内障性痴呆の一例
著者: 武井洋一1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1383 - P.1386
文献購入ページに移動緒言
家族性黒内障性痴呆は,発病年齢,およびその症状によって分類されているが,Tay-Sachs型が比較的多いのにくらべ,Vogt-Spielmeyer型は割合少ないようである。ともに進行型の視力障害と大脳障害症状を示すが,若年型は,その眼底変化は,黄斑部の変化を主とするものと,周辺部網膜の変化を主とするものに分けられる。今回,両方の変化が混在している若年型と思われる1症例を経験したので報告する。
家族性黒内障性痴呆は,発病年齢,およびその症状によって分類されているが,Tay-Sachs型が比較的多いのにくらべ,Vogt-Spielmeyer型は割合少ないようである。ともに進行型の視力障害と大脳障害症状を示すが,若年型は,その眼底変化は,黄斑部の変化を主とするものと,周辺部網膜の変化を主とするものに分けられる。今回,両方の変化が混在している若年型と思われる1症例を経験したので報告する。
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