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特集 第25回日本臨床眼科学会講演集(その1) 学会原著
Waldenström's Macroglobulinemiaにおける眼球の組織学的所見—特に静脈のソーセージ様変化について
著者: 酒井文明1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.183 - P.195
文献購入ページに移動緒言
Waldenström's macroglobulinemiaのさいにみられる多彩な網膜変化のうち,静脈の怒張,蛇行とともに本症に特有な血管変化として,astring of sausage, sausage like appearanceなどと形容される静脈のくびれがしばしば認められる。著者は第1報7)において,網膜,虹彩等にみられる本症の変化につき報告したが,今回は網膜静脈にみられるこれらの変化を,他疾患の場合を参考にして,形態的変化を中心として,螢光眼底撮影による所見などを加味し,いわゆる"くびれ"の問題につき考察したので報告する。
Waldenström's macroglobulinemiaのさいにみられる多彩な網膜変化のうち,静脈の怒張,蛇行とともに本症に特有な血管変化として,astring of sausage, sausage like appearanceなどと形容される静脈のくびれがしばしば認められる。著者は第1報7)において,網膜,虹彩等にみられる本症の変化につき報告したが,今回は網膜静脈にみられるこれらの変化を,他疾患の場合を参考にして,形態的変化を中心として,螢光眼底撮影による所見などを加味し,いわゆる"くびれ"の問題につき考察したので報告する。
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