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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科26巻3号

1972年03月発行

文献概要

特集 第25回日本臨床眼科学会講演集(その2) 学会原著

未熟児網膜症の光凝固による治療(Ⅲ)—特に光凝固実施後の網膜血管の発育について

著者: 永田誠1 鶴岡祥彦1 山本美夫1

所属機関: 1天理病院眼科

ページ範囲:P.271 - P.280

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はじめに
 重症の未熟児網膜症活動期病変に適切な時期に光凝固による治療を加えれば,ほとんど全例において完全な治癒が得られることは,われわれが1968年以来数回にわたって報告し,その後多くの追試によって確認された。
 しかし治療法が明らかになったというだけでは,本症による失明例を根絶するという最終目標から程遠く,それまでに解決すべき幾多の問題が存在する。このうち特に重要なポイントをなすものは光凝固治療の適否の判定,ならびに治療実施時期の判定の問題である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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