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臨床実験
未熟児網膜症の検索(Ⅲ)—未熟児網膜症の冷凍療法について
著者: 山下由紀子1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.385 - P.393
文献購入ページに移動緒言
未熟児網膜症に対する認識が高まるとともに,本邦においても,未熟児管理に眼科医が加わる機会が多くなつてきたが,いまだ外来を訪れる重症瘢痕症例は少なくない。
本症の治療に関する従来の報告には,薬物療法,酸素療法などがあるが,いずれも適確なものとはいいがたかつた。ところが,1968年永田ら1)が,本症の活動期病変に対して,光凝固術を行ない頓挫的に病勢を停止させるという画期的な治療法を報告して以来,本邦においては,本症に対する光凝固術が有効な方法として急速に普及しつつある。
未熟児網膜症に対する認識が高まるとともに,本邦においても,未熟児管理に眼科医が加わる機会が多くなつてきたが,いまだ外来を訪れる重症瘢痕症例は少なくない。
本症の治療に関する従来の報告には,薬物療法,酸素療法などがあるが,いずれも適確なものとはいいがたかつた。ところが,1968年永田ら1)が,本症の活動期病変に対して,光凝固術を行ない頓挫的に病勢を停止させるという画期的な治療法を報告して以来,本邦においては,本症に対する光凝固術が有効な方法として急速に普及しつつある。
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