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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科26巻5号

1972年05月発行

特集 第25回日本臨床眼科学会講演集(その4)

学会原著

ソフトコンタクトレンズの角膜に及ぼす影響

著者: 吉田智彦1 内田富次1 馬嶋慶直1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.659 - P.665

文献概要

緒論
 1960年Wichterle,O.とLim,D.によりゲルコンタクトレンズが発表され,その後臨床報告がDreifus,M.1)らにより相ついで行なわれているが,当初のゲルコンタクトレンズは装用性に優れているが,光学的な面で問題があり,また細菌やカビに汚染されやすい等の欠点があつた。光学性は含水率と反比例するので,最近アメリカおよび日本において,光学性を改善するため含水率の小さいソフトコンタクトレンズが開発され,それらを用いて,Ellis Gruber2),Henry A. Knollら3),Hevbert E.Kautmanら4),中島章ら5)6),James V.Aquavellaら7)により臨床例が報告されている。われわれもセミソフトコンタクトレンズと名づけられた現在使用されているものの中で最も含水率の小さいソフトコンタクトレンズを用い,動物実験および臨床例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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