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文献概要
臨床実験
小児弱視の統計的観察
著者: 小島道夫1
所属機関: 1鶴岡市立荘内病院眼科
ページ範囲:P.802 - P.813
文献購入ページに移動はじめに
弱視とは検眼鏡的に識別し得る眼底異常のない視力低下と定義されるならば,この定義に適合したものの中でもいろいろの型を分類することができる。特にすべての型にわたつて斜視が合併している故に,斜視弱視と他の型との間の鑑別診断は臨床的に重要である。近年弱視についての知識の進歩とともにBangerter (1955)以後の弱視分類も変わつてきたので,今回はBangerterの分類とvon Noorden (1967)の分類とに従つて著者の症例を分類し,弱視治療成績などから若干の検討を加えてみた。
弱視とは検眼鏡的に識別し得る眼底異常のない視力低下と定義されるならば,この定義に適合したものの中でもいろいろの型を分類することができる。特にすべての型にわたつて斜視が合併している故に,斜視弱視と他の型との間の鑑別診断は臨床的に重要である。近年弱視についての知識の進歩とともにBangerter (1955)以後の弱視分類も変わつてきたので,今回はBangerterの分類とvon Noorden (1967)の分類とに従つて著者の症例を分類し,弱視治療成績などから若干の検討を加えてみた。
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