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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科26巻7号

1972年07月発行

文献概要

臨床実験

脈絡膜血管腫

著者: 塚原勇1 福地悟1 服部ゆみ子1

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.895 - P.899

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緒言
 脈絡膜血管腫は,1868年にLeber1)がcaver—nous sarcomaとして報告しているが,明確なものとしては1879年のPanas and Remy2)の報告が最初である。以後数多くの報告があり,多くの人々により述べられているように,いわゆるEncephalotrigeminal Angiomatosis (Sturge—Weber Syndrome)の場合は臨床診断が容易であるが,脈絡膜血管腫が孤立して存在する場合の診断,特に悪性黒色腫Malignant melanomaとの鑑別診断はきわめて困難である。本稿では顔面の血管腫および中枢神経症状を伴わない孤立性の脈絡膜血管腫と思われる症例に関するわれわれの経験を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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