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眼・光学学会
コンタクトレンズによる矯正の限界
著者: 中尾主一1 西信元嗣1 山田勝則1
所属機関: 1奈良県立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1065 - P.1067
文献購入ページに移動コンタクトレンズの最も頻度の高い使用法は屈折異常矯正である。当然のことながら,屈折異常矯正レンズは,その装用状態において,あらゆる径線にて,無限遠の点と網膜中心窩が共軛関係にあることが要求される。著者の一人西信は,かつてこの問題を検討し,臨床に便利な計算表を発表している。われわれは今回,先に中尾らの発表せる光学的模型眼を用いて光線追跡を行ない,コンタクトレンズの矯正効果を検討したので報告する。
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