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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科26巻8号

1972年08月発行

文献概要

眼・光学学会

試作したプラスチック非球面白内障レンズについて

著者: 大島祐之1 岡島弘和2

所属機関: 1東京医科歯科大学眼科学教室 2日本光学工業株式会社

ページ範囲:P.1069 - P.1073

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緒言
 眼鏡レンズを理想に近づける一つの条件を示すTscherning楕円から明らかなように,遠用レンズの場合,+8Dをこえる強度凸レンズでは球面レンズを以てしては非点収差を除くことが不可能で,非球面が必要となる。先に第1報1),第2報2)において,非点収差を除去した光学ガラス製の楕面レンズの矯正眼鏡を装用させた時の無水晶体眼の視機能を球面レンズ,双曲面レンズ装用時のそれと比較検討し,光学的な特性が視機能に反映された結果を得たが,今回さらに光学プラスチックCR39を材料とした軽量の楕円面白内障レンズの遠用ならびに近用眼鏡を無水晶体症例に使用させたので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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