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臨床実験
新生児にみられた原発性眼窩悪性血管腫の1例
著者: 高久功1 津田尚幸1 土山秀夫2 池田政明2 吉田卓郎3 松村豪3
所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室 2長崎大学医学部病理学教室 3長崎県立島原温泉病院脳外科
ページ範囲:P.1115 - P.1119
文献購入ページに移動眼窩に原発する腫瘍の中で,血管腫は比較的多く認められているが,ほとんどのものが良性であり,悪性は非常にまれであると考えられている1)。
文献によると,Reese2)(1963)は,109例の原発性眼窩腫瘍中25例(22.9%)が血管腫であつたと報告し,Farrest3)(1949)は184例中25例(13.4%)が良性血管腫であり,1例(0.54%)のみが悪性血管腫であつたと述べている。
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