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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科27巻10号

1973年10月発行

文献概要

臨床実験

Catapresan点眼液の眼圧下降効果について

著者: 梶尾高根1 市川宏1

所属機関: 1中央鉄道病院眼科

ページ範囲:P.1225 - P.1235

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緒言
 緑内障治療薬として従来用いられている点眼薬は,主として副交感神経刺激性薬物と交感神経刺激性薬物である。副交感神経刺激性薬物としてはpilocarpine,ならびに抗コリンエステラーゼ剤であるphospholine iodideが代表的であり,交感神経刺激性薬物としてはEpinephrineがある。
 縮瞳剤であるpilocarpinやphospholine io—dideは縮瞳効果が強いため視野が暗くなり,毛様筋の痙攣により一過性の近視をおこすなど患者に不快を与え,またphospholine iodideには長期使用により,虹彩炎や虹彩嚢腫を引きおこすなどの副作用がある。点眼剤として使用する緑内障治療薬は現在なお検討の余地がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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