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手術
Poly vinyl formal sponge (Polyeaze)を用いた結膜嚢形成術
著者: 右田寛1 吉住真1
所属機関: 1国立別府病院眼科
ページ範囲:P.1243 - P.1246
文献購入ページに移動緒言
この度,われわれはPoly vinyl formal sponge(以後Polyeazeと略記,竹下寅五郎商店製)を結膜嚢形成術における移植皮片の支持に用い,義眼を中に挿入する新しい手術術式を考案した。
従来義眼装用のための結膜嚢形成術は,移植皮片を縫着する煩雑さとか,Conformerの種類の選択による結果の良否があり,いずれも満足すべき結果を見るに至つていない。このような欠点を補う目的で,われわれはPolyeazeの応用を行なつた。元来Polyeazeは,耳鼻科等の術後のタンポンとか,ドレーンタンポンとして用いられているもので,角板状と棒状のものがある。
この度,われわれはPoly vinyl formal sponge(以後Polyeazeと略記,竹下寅五郎商店製)を結膜嚢形成術における移植皮片の支持に用い,義眼を中に挿入する新しい手術術式を考案した。
従来義眼装用のための結膜嚢形成術は,移植皮片を縫着する煩雑さとか,Conformerの種類の選択による結果の良否があり,いずれも満足すべき結果を見るに至つていない。このような欠点を補う目的で,われわれはPolyeazeの応用を行なつた。元来Polyeazeは,耳鼻科等の術後のタンポンとか,ドレーンタンポンとして用いられているもので,角板状と棒状のものがある。
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