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臨床実験
抗生物質によるベーチェット病の治療
著者: 国司昌煕1
所属機関: 1山口大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1387 - P.1392
文献購入ページに移動緒言
ベーチェット病の病因については,ウイルス説1)〜4),細菌説〓,アレルギー6)7)ないしは自己免疫説〓,あるいは膠原病の範疇に入れる考え方9)など諸説があり,したがつてその治療に関しても,ありとあらゆる薬剤が試みられてきたといつても過言ではない。
抗生物質は過去勢力的に使用された時期もあつたが,その効果については疑問視されたまま現在に至つている。はたしてベーチェット病にはすべての抗生物質が無効なのであろうか。著者はさきにテトラサイクリン系の抗生物質で,効果が期待できそうであることを述べた10)が,その後の症例を加えてここに報告する。
ベーチェット病の病因については,ウイルス説1)〜4),細菌説〓,アレルギー6)7)ないしは自己免疫説〓,あるいは膠原病の範疇に入れる考え方9)など諸説があり,したがつてその治療に関しても,ありとあらゆる薬剤が試みられてきたといつても過言ではない。
抗生物質は過去勢力的に使用された時期もあつたが,その効果については疑問視されたまま現在に至つている。はたしてベーチェット病にはすべての抗生物質が無効なのであろうか。著者はさきにテトラサイクリン系の抗生物質で,効果が期待できそうであることを述べた10)が,その後の症例を加えてここに報告する。
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