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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科27巻12号

1973年12月発行

臨床実験

抗生物質によるベーチェット病の治療

著者: 国司昌煕1

所属機関: 1山口大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1387 - P.1392

文献概要

緒言
 ベーチェット病の病因については,ウイルス説1)〜4),細菌説,アレルギー6)7)ないしは自己免疫説,あるいは膠原病の範疇に入れる考え方9)など諸説があり,したがつてその治療に関しても,ありとあらゆる薬剤が試みられてきたといつても過言ではない。
 抗生物質は過去勢力的に使用された時期もあつたが,その効果については疑問視されたまま現在に至つている。はたしてベーチェット病にはすべての抗生物質が無効なのであろうか。著者はさきにテトラサイクリン系の抗生物質で,効果が期待できそうであることを述べた10)が,その後の症例を加えてここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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