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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科27巻2号

1973年02月発行

文献概要

特集 第26回日本臨床眼科学会講演集(その2) 学会原著

光凝固および冷凍術による脈絡膜血管腫の1治験例

著者: 横山実1 近藤紀次1 津坂洋子1 森正宏1

所属機関: 1三重県立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.149 - P.155

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緒言
 脈絡膜血管腫は,末期に角膜変性,白内障,眼内出血,ブドウ膜炎,続発性縁内障を起こし,治療法に関しては確実なものがなく,眼球摘出するしか方法はないとされている。しかしながら,続発性緑内障をきたす前に脈絡膜血管腫の診断が下される場合には,ジアテルミー凝固,光凝固および放射線療法がしばしば有効であると多くの人々により報告されている。最近,われわれは孤立性の脈絡膜血管腫と思われる1例に光凝固および冷凍凝固を用いて治癒せしめ得た症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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