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特集 第26回日本臨床眼科学会講演集(その2) 学会原著
Stargardt型黄斑部変性症に試みた螢光眼底像と光凝固
著者: 向井正直1
所属機関: 1岐阜大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.189 - P.194
文献購入ページに移動緒言
思春期に発症し,その後緩徐な経過を辿りつつ次第に視力低下をきたし,絶えず失明の危機にさらされているStargardt型黄斑部変性症に対しては,現在のところ他の遺伝性網膜変性症とともに的確な治療法がない。
1966年Braley1)は,3例の黄斑部変性症に光凝固術を行ない,2例に好結果を得,慎重に試みるならば変性病巣の進展を阻止し,かつ視力改善をもたらし希望のもてる療法の一つとなるであろうと述べている。
思春期に発症し,その後緩徐な経過を辿りつつ次第に視力低下をきたし,絶えず失明の危機にさらされているStargardt型黄斑部変性症に対しては,現在のところ他の遺伝性網膜変性症とともに的確な治療法がない。
1966年Braley1)は,3例の黄斑部変性症に光凝固術を行ない,2例に好結果を得,慎重に試みるならば変性病巣の進展を阻止し,かつ視力改善をもたらし希望のもてる療法の一つとなるであろうと述べている。
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