臨床眼科27巻4号

1973年04月発行

手術

顕微鏡下白内障手術の遠隔成績と手術法の検討

著者： 清水昊幸¹ 戸張幾生¹ 佐藤千里子¹ 内野允¹ 澁谷英美¹

所属機関： ¹東京厚生年金病院眼科

ページ範囲：P.501 - P.507

文献概要

緒言
　先に著者の一人清水は，最近急速に発達した諸技術を取り入れた術前処置から手術手技，術後管理にわたる安全確実な方法を「顕微鏡下白内障手術法」と題して発表した^1）．
　その後約2年を経た今日，顕微鏡手術の会を主たる媒介の場として，上記手術法はその各部分がかなり広範な影響を他の手術者に及ぼすとともに，手術法自体も実際に普及し始めている。