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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科27巻5号

1973年05月発行

文献概要

特集 第26回日本臨床眼科学会講演集(その5) 学会原著

血管異常による眼球突出症の2例

著者: 浜井保名1

所属機関: 1弘前大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.579 - P.586

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緒言
 眼球突出は眼窩疾患の最も重要な症候とされ,その原因も種々多様である。またその診断および治療は困難をきたすことが多く,難解な疾患ではあるが,一方興味ある問題も多く含まれている。
 原因として血管異常(Circulatory disturban—ces)による眼球突出は比較的まれではあるが,眼科的に特異な症状を示すために古くから記載されている。拍動性眼球突出症(Pulsating exo—phthalmos)はTravers1)が1813年に,間歇性眼球突出症(Intermittent exophthalmos)は1805年にSchmidt2)による報告が認められる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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