文献詳細
文献概要
特集 第26回日本臨床眼科学会講演集(その5) 学会原著
血管異常による眼球突出症の2例
著者: 浜井保名1
所属機関: 1弘前大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.579 - P.586
文献購入ページに移動緒言
眼球突出は眼窩疾患の最も重要な症候とされ,その原因も種々多様である。またその診断および治療は困難をきたすことが多く,難解な疾患ではあるが,一方興味ある問題も多く含まれている。
原因として血管異常(Circulatory disturban—ces)による眼球突出は比較的まれではあるが,眼科的に特異な症状を示すために古くから記載されている。拍動性眼球突出症(Pulsating exo—phthalmos)はTravers1)が1813年に,間歇性眼球突出症(Intermittent exophthalmos)は1805年にSchmidt2)による報告が認められる。
眼球突出は眼窩疾患の最も重要な症候とされ,その原因も種々多様である。またその診断および治療は困難をきたすことが多く,難解な疾患ではあるが,一方興味ある問題も多く含まれている。
原因として血管異常(Circulatory disturban—ces)による眼球突出は比較的まれではあるが,眼科的に特異な症状を示すために古くから記載されている。拍動性眼球突出症(Pulsating exo—phthalmos)はTravers1)が1813年に,間歇性眼球突出症(Intermittent exophthalmos)は1805年にSchmidt2)による報告が認められる。
掲載誌情報