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臨床実験
神経性眼精疲労における循環動態の検討—第1報指尖容積脈波よりのapproachその2
著者: 安藤文隆1 邸信男1 中道五郎2 矢部義昌3
所属機関: 1静岡済生会病院眼科 2聖隷浜松病院放射線科 3自衛隊仙台地区病院循環器科
ページ範囲:P.871 - P.880
文献購入ページに移動患者の訴える不定愁訴に対して,その原因と考え得る眼科的異常所見の見出せない,いわゆる神経性眼精疲労患者に低血圧症が多いことはよく知られていることである。
今回われわれは,この神経性眼精疲労患者のうち,40歳以下の37名の循環動態を検討したところ,大多数例に光電式指尖容積脈波上同一傾向をもつ異常patternが認められた。そしてその治療により循環動態が正常化されると,眼精疲労症状もすべて消失し,その相関性から眼精疲労症状を呈する原因と考えられたので,一部症例の経過とともに報告する。
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