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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科27巻9号

1973年09月発行

文献概要

臨床実験

眼窩Embryonal Rhabdomyosarcomaの1例—光顕的・電顕的観察

著者: 三木徳彦1 檜垣忠尚1 安澄剛興1 杉本浩一1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1093 - P.1102

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緒言
 小児の眼窩に原発する悪性腫瘍は比較的まれなものである。従来,眼窩原発の横紋筋肉腫は,Calhoun & Reese (1942)1)の報告にみられるようにごくまれなものとされていたが,近来欧米では比較的多くの症例2)〜5)を集めた報告がみられるようになり,次第に注目されてきており,小児眼窩原発悪性腫瘍としては重要な位置をしめるにいたつた。しかしながら,わが国における眼窩原発横紋筋肉腫の報告は,著者の集計では現在まで約12例を数えるにすぎない。これは人種差によるものか,関心がうすいためかは明らかでない。
 このたび,小児の眼窩に原発した横紋筋肉腫(embryonal type)を経験したので,その臨床所見,ならびに光顕的・電顕的観察所見について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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