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特集 第27回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 講演 特別講演 学会原著
続発性網膜剥離の新しい病型
著者: 塚原勇1
所属機関: 1関西医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.97 - P.105
文献購入ページに移動緒言
1973年,著者を含めて数名の人々2)〜6)によつて,従来注目されなかつた後極部付近に原発病巣をもつ続発性網膜剥離についての報告があつた。すでに1971年,浦山ら1)は,従来の文献に記載されていない,比較的後極部に限局した脈絡膜炎で,続発性網膜剥離を伴つた2例について報告している。これらの症例はおそらく同一疾患の症例と思われるので,著者の自験例7例,文献に記載された浦山ら1)の2例,三村ら2)3)の7例,古岡7)の4例,Gass4)の5例合計25例を対象として本症の臨床所見,鑑別診断および原因について述べたい。
1973年,著者を含めて数名の人々2)〜6)によつて,従来注目されなかつた後極部付近に原発病巣をもつ続発性網膜剥離についての報告があつた。すでに1971年,浦山ら1)は,従来の文献に記載されていない,比較的後極部に限局した脈絡膜炎で,続発性網膜剥離を伴つた2例について報告している。これらの症例はおそらく同一疾患の症例と思われるので,著者の自験例7例,文献に記載された浦山ら1)の2例,三村ら2)3)の7例,古岡7)の4例,Gass4)の5例合計25例を対象として本症の臨床所見,鑑別診断および原因について述べたい。
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