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特集 第27回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 講演 特別講演 学会原著
網膜剥離に対する流体シリコン注入後の経過
著者: 浦山晃1 桜木章三1 高橋信夫1 酒井文明1 田中泰雄1 斉藤武久2
所属機関: 1秋田大学医学部眼科学教室 2山形市立済生館病院眼科
ページ範囲:P.115 - P.120
文献購入ページに移動重症の網膜剥離に対する手術のひとつとして,流体シリコンを硝子体内に注入する方法SiliconeRetinopiesisは,Stone (1958),Armaly (1962),Cibis (1962)等以来諸家により推進されたが,術効は一時的で永続性のないことと合併症の点からもまたその評価は必ずしも高くはない。しかし元来,もはや希望がないとみられるほどの難治性のものに対する手段であるからには,たとえごく少数例ではあつても長期にわたり予後佳良なものがあるとすれば,それなりの価値は認めてやらなければなるまい。われわれ1)が20例の経験を第21回臨床眼科学会に発表したのは1967年秋のことであるが,その後,5年余を経過したので,ここに続報として長期追跡の結果を報告する。
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