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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科28巻1号

1974年01月発行

文献概要

臨床報告

眼窩壁を穿孔した稀有な巨大鉄片異物の一例

著者: 太田安雄1 加藤晴夫1

所属機関: 1東京医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.165 - P.168

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緒言
 眼窩内における異物の報告例は,文献上かなり多数認められるが,異物の長さが眼窩軸以上に達する巨大鉄片異物の報告例は,きわめてまれである。今回,われわれは左眼に飛来した長さ9.5cm,直径2cm,重量147.5gの巨大鉄片が,眼窩下壁を破壊して,鼻中隔を穿孔し,右側軟口蓋にまで達した一例を経験した。このような例は内外の文献上いまだその記載がなく,稀有な例と思われるのでここに報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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