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臨床報告
FarnsworthのTritan plateによる先天性色覚異常検出成績
著者: 大谷公子1 太田安雄1 小暮慎二1 加藤晴夫1 清水金郎1 関亮2
所属機関: 1東京医科大学眼科学教室 2独協医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1217 - P.1222
文献購入ページに移動FarnsworthのTritan plateは元来第3色覚異常の検出を目的として作られたが,1968年英国Edinburghで行なわれたSociety of ScottishSymposium of colourの席上, Taylorら1)は,この表が先天性第1,第2色覚異常に対し検出表として非常に有効であり,石原表,東京医大表,H.R.R.表などと同じ97%前後の検出率があると発表している。
今回われわれは,Tritan plateを用いて第1,第2色覚異常の検出についてその追試を行ない,さらにNagel式Anomaloskop I型,石原表,大熊表,東京医大表,Panel D−15,色彩弁別検査器,市川—Lantern等の臨床成績と比較検討したので,その成績について報告する次第である。
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