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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科28巻2号

1974年02月発行

文献概要

特集 第27回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 講演 学会原著

外傷性水晶体脱臼について

著者: 西村圭五1 鈴木一成1

所属機関: 1岐阜大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.271 - P.276

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緒言
 水晶体が硝子体内,前房内あるいは結膜下に脱臼することは眼外傷の中で頻度の高いものではないが,さりとてまれなものでもない1)
 外傷の力,方向および加わり方によつて水晶体脱臼の程度はいろいろで,軽度なものでは視機能に及ぼす影響も少なく,対症療法のみで軽快をみる症例もある。しかし重大な合併症,ことに続発性緑内障や水晶体性ブドウ膜炎を伴う際には,ただちに水晶体を摘出すべきか否かの判断に迫られる。この点についてはすでにChandler2),Cal—houn et al.3)らの詳細な報告がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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