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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科28巻4号

1974年04月発行

文献概要

座談会

全身疾患と眼—その全体像把握のために/その8皮膚疾患と眼

著者: 久木田淳1 奥田観士2 永井隆吉3 松井瑞夫4 三島済一5

所属機関: 1東大皮膚科 2国立岡山病院眼科 3横浜市大皮膚科 4日大眼科 5東大眼科

ページ範囲:P.444 - P.455

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 三島(司会)われわれ眼科の日常診療をやつておりますと,つい眼に注意が移りがちで,ほかの全身疾患のことを忘れることがあるのですが,とくに今日は皮膚と眼の関係について,その道の権威であらせられる東大皮膚科の久木田先生,横浜市立大学の永井先生をお招きいたしまして,眼科側としては国立岡山病院の奥田先生,日大の松井先生のお2人にご出席いただき,眼の疾患と皮膚の疾患についてお話をうかがいたいと思います。
 皮膚といえば,眼には皮膚そのものは眼瞼だけしかないのですが,ちよつと考えてみますと,眼瞼結膜,角膜,水晶体,以下網膜,orbitaの眼のあらゆる組織に皮膚の疾患がからみ合つてきていることを知るのでありまして,決して皮膚の病気というのは,眼科医にとつては眼瞼だけの問題ではないということがよくわかります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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