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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科28巻4号

1974年04月発行

文献概要

特集 第27回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 講演 学会原著

間歇性眼球突出の1例

著者: 松尾英彦1 中条節男2

所属機関: 1川崎医大眼科教室 2川崎医大脳神経外科教室

ページ範囲:P.467 - P.472

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緒言
 間歇性眼球突出は1805年,Schmidt1)が最初に報告して以来,かなり多数の報告がみられる。Duke-Elder2)の成書にも,相当数の引用があり,わが国でも住田3),武田ら4)による集計があり,既に40例近く報告されている。間歇性眼球突出の原因はSattler5)以来,その大部分は眼窩内静脈瘤に起因するものと考えられているが,必ずしも明確にされているとはいえない。このたび私たちは,眼窩静脈撮影により,眼窩内に静脈瘤様の陰影を認めたが,組織学的には血管腫であつた本症の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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