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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科28巻5号

1974年05月発行

文献概要

座談会

全身疾患と眼—その全体像把握のためにその9小児疾患と眼

著者: 鴨下重彦1 湖崎克2 植村恭夫3 田村昭蔵4 三島済一5

所属機関: 1東大小児科 2大阪市立小児保健センター眼科 3慶大眼科 4慶大産婦人科 5東大眼科

ページ範囲:P.596 - P.607

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 三島(司会)私,学生時代に小児科の講義に出たとき,冒頭に,子どもというのは小さな大人ではない,別の世界があるんだから,ぜんぜん違つた心構えでみないと誤ることが多い--といわれたことを記憶しております。毎日の臨床をやつていて,子どもの眼の疾患くらい,私にとつてはさつぱりわからないものはないので,やはりこれは違う世界だなと思うわけです。今日はそういう子どもの病気について,われわれが日常どういう考え方でもつて子どもに接して,これを診療していつたらいいか,あるいはまたわれわれの知らない最近の発展についておうかがいしたいと思いまして,その道の専門家であられる東大小児科の鴨下先生,慶応大学産婦人科の田村先生,それからわれわれの仲間である,しかも小児眼科を専門にやつていらつしやる植村,湖崎両先生においでいただきまして,これからお話をうかがいたいと思います。
 まず子どもをみるときに,子どもというのはいつたいどういうものかを知つていないと診療できないと思いますが,生まれてから,大人になるまでの間に非常に激しい移り変りがあると思いますが,そういう点について,鴨下先生からうかがいたいと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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