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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科28巻5号

1974年05月発行

文献概要

特集 第27回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 講演 臨眼特別講演 学会原著

人工涙液持続点眼装置の試作

著者: 真鍋礼三1 村井保一1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.647 - P.651

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緒言
 わが国には重篤なdry eye syndromeを訴える患者が諸外国に較べて少ないといわれているが,最近Stevens-Johnson syndromeをはじめ原因不明の重症なdry eye syndromeの患者が増加しているように思える。これらの症例に対しては原因不明のまま第1表に示すような種々の治療がなされているが,必ずしも満足すべき結果が得られていない。私らは今回,人工涙液を頻回に点眼したにもかかわらず,乾燥感等の症状が消失せず持続点眼によりはじめて自覚症状および他覚症状の改善を認めた症例に遭遇したので,私らの試作した持続点眼器について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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