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特集 第27回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 講演 臨眼特別講演 学会原著
先天性色覚異常に対するサンビスタ治療の長期観察
著者: 関亮1
所属機関: 1独協医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.653 - P.657
文献購入ページに移動緒言
著者1)は1967年の日本眼科学会総会の宿題報告「色覚異常の治療と対策」の中で,今村氏2)〜4)の選択刺激周波訓練(商品名サンビスタ)が,先天性色覚異常に対して,従来の方法に比べてより有効な治療法であると述べた。その当時は約1年半程度の経過観察であり,あまり決定的なことはいえなかつたのであるが,その後観察を継続し,最長8年8カ月の長期にわたり観察を行なうことができた。著者は現在1000例以上のサンビスタ使用例を経験しているが,今回は6年以上の観察例についてのみ報告する。
著者1)は1967年の日本眼科学会総会の宿題報告「色覚異常の治療と対策」の中で,今村氏2)〜4)の選択刺激周波訓練(商品名サンビスタ)が,先天性色覚異常に対して,従来の方法に比べてより有効な治療法であると述べた。その当時は約1年半程度の経過観察であり,あまり決定的なことはいえなかつたのであるが,その後観察を継続し,最長8年8カ月の長期にわたり観察を行なうことができた。著者は現在1000例以上のサンビスタ使用例を経験しているが,今回は6年以上の観察例についてのみ報告する。
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