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特集 第27回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 講演 学会原著
眼精疲労患者の循環動態について(第2報)
著者: 安藤文隆1 鈴木裕之1 邱信男2 中道五郎3 矢部義昌4
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室 2静岡済生会病院眼科 3陸上自衛隊仙台地区病院放射線科 4陸上自衛隊仙台地区病院循環器科
ページ範囲:P.791 - P.798
文献購入ページに移動神経性眼精疲労患者の循環動態を,指尖容積脈波を用いて検査したところ,多数例に潜在性心不全を表わすといわれている,同一傾向をもつ異常patternが認められたことは,第1報1)にて報告した。
これに対して,神経性眼精疲労以外の,系統的な眼科臨床検査によつて,従来より主訴の原因となるものと考えられている異常所見の見出される,いわゆる眼精疲労患者についても,脈波上同一傾向のpatternがえられた。そして,局所(視器)的処置を施さず,循環動態の改善のみにて,以前より使用していた眼鏡等も不要となるなど,眼精疲労症状の消退が多数例で認められたので,眼精疲労の本態について,少し考えてみたい。
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