文献詳細
臨床報告
文献概要
緒言
中心性網脈絡膜炎に対する螢光眼底撮影法の導入により,螢光漏出点の存在が確認され更に,その部に光凝固を行なうことにより本疾患の多くに,その治癒が早められていることは事実である。しかし,螢光漏出点を確認できない症例も,ごくわずかであるが存在し,他疾患との鑑別に苦慮する場合もある。しかるに,1972年増田により,一つの試みとして,飲水1000mlで負荷を行ない,螢光漏出点の確認が可能だという報告12)があり,今回,われわれも少数例ではあるが,追試する機会に恵まれ,この方法が,螢光漏出点の確認,そして,早期治癒にとどまらず,きらには,診断鑑別,治癒判定などに用いられる可能性があると思われるので,ここに報告する。
中心性網脈絡膜炎に対する螢光眼底撮影法の導入により,螢光漏出点の存在が確認され更に,その部に光凝固を行なうことにより本疾患の多くに,その治癒が早められていることは事実である。しかし,螢光漏出点を確認できない症例も,ごくわずかであるが存在し,他疾患との鑑別に苦慮する場合もある。しかるに,1972年増田により,一つの試みとして,飲水1000mlで負荷を行ない,螢光漏出点の確認が可能だという報告12)があり,今回,われわれも少数例ではあるが,追試する機会に恵まれ,この方法が,螢光漏出点の確認,そして,早期治癒にとどまらず,きらには,診断鑑別,治癒判定などに用いられる可能性があると思われるので,ここに報告する。
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