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臨床報告
中心性網脈絡膜炎に対する負荷螢光
著者: 酒井広1 横山葉子1 石川昭1 斎藤恒秋1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.849 - P.853
文献購入ページに移動中心性網脈絡膜炎に対する螢光眼底撮影法の導入により,螢光漏出点の存在が確認され更に,その部に光凝固を行なうことにより本疾患の多くに,その治癒が早められていることは事実である。しかし,螢光漏出点を確認できない症例も,ごくわずかであるが存在し,他疾患との鑑別に苦慮する場合もある。しかるに,1972年増田により,一つの試みとして,飲水1000mlで負荷を行ない,螢光漏出点の確認が可能だという報告12)があり,今回,われわれも少数例ではあるが,追試する機会に恵まれ,この方法が,螢光漏出点の確認,そして,早期治癒にとどまらず,きらには,診断鑑別,治癒判定などに用いられる可能性があると思われるので,ここに報告する。
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