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臨床報告
原発性アルドステロン症(Primary Aldosteronism)の1例
著者: 田中幸子1
所属機関: 1弘前大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.899 - P.903
文献購入ページに移動緒言
原発性アルドステロン症は1955年Conn1)によりはじめて記載された疾患で,本症では周期性四肢麻痺,発作,多飲,多尿,脱力などの臨床像があり,高血圧,低K血,腎濃縮力低下が100%例外なくみられているといわれている。本邦においては1957年,鳥飼2)によりはじめて報告されて以来,年ごとにその症例数は増加しているが,眼科領域からの報告は少ない。今回本症の1例を経験し,その術前,術後の眼底変化を観察する機会を得たので報告する。
原発性アルドステロン症は1955年Conn1)によりはじめて記載された疾患で,本症では周期性四肢麻痺,発作,多飲,多尿,脱力などの臨床像があり,高血圧,低K血,腎濃縮力低下が100%例外なくみられているといわれている。本邦においては1957年,鳥飼2)によりはじめて報告されて以来,年ごとにその症例数は増加しているが,眼科領域からの報告は少ない。今回本症の1例を経験し,その術前,術後の眼底変化を観察する機会を得たので報告する。
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